中国語の上達方法
中国語が上達するにはどのような勉強をすると良いのでしょうか?
この記事では、私が考える上達方法をまとめています。
- 大胆に読む、話すこと
- 短いフレーズを丸暗記すること
- 覚えたことを使って、自分で文章を作ること
- 毎日単語を3つでも5つでも覚えること
- 中上級にとって基礎となる文法を身につけること
- 参考書を読むこと
- 中国ドラマを見ること(できれば字幕付き。)
大胆に読む、話すこと
発音は命。
でも発音にばかりこだわりすぎると前に進めません。
まずは、話すことを心がけましょう。
短いフレーズを丸暗記すること
丸暗記というのは「覚えるのが面倒だ」と思われがちな勉強法です。
でも、暗記することは効果的な学習に繋がります。
特に初級の段階で勉強した短いフレーズは、文法を理解したうえで丸暗記してください。
HSK3級や4級に入ると文章が長くなりますが、基礎的なフレーズを暗記していれば、その語順の規則がわかるので意味を理解しやすくなります。
例えば 動詞+数詞+量詞+目的語
去+場所+動詞
このような並べ方は基礎中の基礎ですが、なかなか正しく速く言えない生徒が多いです。
初級の段階でしっかり理解しておくと、その後の学習がとても楽になります。
覚えたことを使って、自分で文章を作ること
どの言語も文法が大事です。
面白いことや悲しい出来事など、習った文法で自分で短い文を作って先生に添削してもらいましょう。
実際に書くと印象が強くなるため、勉強したものが定着しやすくなります。
毎日単語を3つでも5つでも覚えること
HSK対策テキストには1級から6級までの単語集が揃っています。
それを使って毎日少しずつ読むことが大切です。
ターゲットの単語の例文にも目を通して、単語の使い方への理解が深めましょう。
中上級にとって基礎となる文法を身につけること
4級や5級を勉強している方の多くは、テキストを見ても何となく意味が分かるのではないでしょうか。
でも実際に話すと3級のレベルにも達していないことがよくあります。
その原因を薄々は気づいているのではないでしょうか。
その原因の1つに「3級の文法をしっかり把握していない」ということはありませんか。
外国語の習得には基礎文法を身につけることが非常に大切なんです。
中国語なら3級までの文法。
「わかる」じゃなくて「身につける」
そのために、3級までの文法のフレーズを暗記したり、翻訳訓練をしたりすることが大切なのです。YDCではたくさん訓練することを重視しています。
翻訳練習の例をご紹介します。
1)A:どうして遅刻したんですか?
B:来る途中渋滞していました。次回は気を付けます。
2)A:今日はちょっと疲れたからご飯を作りたくない。あなた作ってね。
3)この資料をお客様に届けてあげてください。お客様がこの資料を待っています。
4)A:どこに行くの? B:コンビニに行くよ。 A:ではコーヒー一杯買ってきてくれる?
他に、比較文、把構文、受け身構文、使役構文の使い方をきちんと理解できたら、日常会話がほとんどこなせるようになります。あとは単語の勝負だけです。
参考書を読むこと
文法の参考書を読むとその文法のイメージが頭のなかで構成されていきます。
同じ文法説明でも説明の仕方や例文、図解などが違うので、何冊か参考書に目を通してみることを勧めます。
すると、いつか必ず文法を理解する「ひらめき」が来ます。それと同時に語感も身についていきます。
中国ドラマを見ること(できれば字幕付き。)
中国語ドラマを見ることによって中国の文化や習慣などが分かります。何より言葉のニュアンスが分かるようになります。語気助詞などの自然な使い方を確認することで使い方のコツがわかるようになります。
まとめ
何事も最初は面倒なものです。
マラソンで例えるなら、スタート地点から走り出したときに最初は頑張れても、なかなかゴールが見えないので途中で嫌になることがありますよね。
でも初心を忘れず、目標を思い出してください。
そして面倒くさがらずに、多くの文に触れて学んでください。
ここで大切なことは復習することです。
復習することで記憶に残りやすくなります。
予習も大切です。予習とは勉強するときに使う音や知識を事前に頭に入れておくことです。
例えば、文法の授業の時に、はじめて聞いたら理解するのに時間がかかりますが、予習の時に大体の意味を頭に入れておけば、先生の指導内容が記憶に残りやすくなります。
文作練習も大切です。学習した項目を自分なりにアレンジしてみます。そして、正しいかどうか先生にチェックしてもらうことで言葉のセンスが磨かれていきます。