中国で買い物の値引きのやり方


中国各地には大きなデパートがたくさんあります。
日本と同じよう日本に季節の代わり目や大事な祝日前後にセールが行われます。
セールの時はと同じく値札に割引が書いてあります。
ただこの割引表記は日本と正反対です。日本の場合は割引額が表示されていますね。

例えば5000円の商品の値札に「10%OFF」「1割引」とあれば4500円で変えますね。
中国の割引表示は「折」の漢字を使います。使い方は日本と正反対ですから5000円の
商品の値札に「9折」とあればそれは4500円で買うことができるのです。
ですから、中国で買い物の際に「9折」とみても「9割引」ではないので注意しましょう。

中国での買い物で日本と大きく違うのは「買い物の駆け引き」です。
日本人の皆さんは海外で買いものをするとき、「騙されているんじゃないか」
などと疑心暗鬼になったりしませんか。デパートでは値札もあり、
値段は決まっていますので、安心して買い物ができます。

が一方個人商店では値段は決まっていますが、値段の駆け引きができます。
これは覚えておくと便利です。店主もそれを知って客に値段を告げています。
だいたい言われた値段の6割や7割で値段交渉を始める。交渉のやり取り
としてはだいたい
客:「这个多少钱」 これいくら?
店主:「100元」 100元(例の値段です)
客:「能便宜点吗」 少し安くしてくれますか?
店主:「你想多少钱买」 いくらで買いたいの?
客:「60吧」 60元どうですか。
店主:「不行,这个质量好」  だめです、これは質のいいものですから。
客:「那70吧」 では70なら?
店主:「80」 80にします。
客:「75吧」 75にします。
店主:「行,75真的不挣钱,,,」 いいわ、75本当に利益のない値段です。
だいたいこの流れで値段交渉します。

交渉時の注意点は客が最初に出した値段が店側の想定した値段より高いと
すぐにOKと言われる場合がある。その時に「もう少し安くできますか」は
もう言いにくくなります。買う誠意がないといわれるから。
逆にどう見ても安すぎる値段を言うと、厳しい声で 「不卖,不识货」
売らん、ものの見る目ないわ と怒られることもあります。
ですのでコツとして元の値段の6,7割で言ってみることをおすすめします。

もっと面白い駆け引きは、店主に「この値段ダメ」と言われた後にわざと
店を離れる手もあります。そうすると、 「回来,回来、卖给你」
戻ってきて 戻ってきて、売るわ と言われるパターンもあります。

日本人は値段交渉はあまりしないので、個人商店での値段の駆け引きも
旅行を楽しみになるかもしれませんね。

 

中国事情

Posted by maeda